四方八方 ~旅行と子猫日記~

興味の向くままあれこれと記録した日記。史跡巡りを中心に旅行情報を主に掲載。天井裏に迷い込んだ子猫の日記も更新中。

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 岡山県東部の国道374号線を美作市方面に向けて北上していくと、吉井川沿いの赤磐市(旧吉井町)周匝(すさい)という町を通過します。北に向かって走っていると、道の左側(北西)の山の頂上にお城があるのが見えます。そこが茶臼山城(周匝城)です。


国道374号線から茶臼山城を望む

茶臼山城

写真は拡大します



 城山公園という標識が出ていますから、その標識に従って車を運転していけば、山の裏側に回って天守閣のすぐ下まで行けてしまいます。


 天守閣の下の駐車場に行く途中、左手にこの周匝を治めていた備前池田家の家老の墓所が立ち並んでいます。どれも大きく立派なお墓です。


 そこを抜けると二の丸跡があり、そこから一旦下って駐車場に着きます。





 駐車場から天守閣のある方に歩いていくと、階段に入ってすぐの左手が堀切(山城の空堀)になっていることに気付きます。


 本丸の曲輪の周りには、井戸、竪堀、腰曲輪などの遺構が残されています。


 竪堀は、チェーンのついた杭が打ってあって、100M下まで歩いて行けます。とても長い竪堀です。角度もとても急なので、降りる時は気を付けていきましょう。


 腰曲輪からの眺めは最高です。周匝の町が一望できます。ベンチもあるので、お弁当なんかを持ってこられるといいですよ。


 天守閣のある本丸曲輪からの眺めもとてもいいです。四方が見渡せ、特に、東には美作市から流れる吉野川と津山市から流れてくる吉井川の合流地点が見えます。この地が戦略上の重要拠点であったことが分かります。


南東の周匝(すさい)の町

南を望む



吉野川(上から)と吉井川(左から)の合流点

合流点

合流後、右側へ流れていく



 曲輪の中には、全国的にも珍しい竪穴遺構があります。復元された竪穴遺構は、長径9M、短径7Mの楕円形で、深さは4・5Mあるそうです。住居兼貯蔵庫として使用されたものと推定され、踊り場も備え、中からは備前焼や鉄器など、室町時代中期の遺物が出土したそうです。

復元竪穴遺構を天守から望む

竪穴遺構



 天守は各地の山城を参考に町の象徴として建設したものです。実際に存在したものではありません。1階、2階は展示室になっていて、書状やら図絵やらが展示されています。3階は展望台です。眺めがとてもいいです。


茶臼山城

茶臼山城



 この他、水琴窟も設けてあります。地中の洞窟に水を落として、その反響音を聴く仕掛けです。地中に刺した竹に耳を近づけると、とてもいい音が聞こえてくるはずです。聞いてみましょう。


 あれ?全然聞こえてこない……と思ったら、管理人のおじさんが、



 「蓋を取らんといけんよ!」



 よく見たら、竹の蓋がしてありました。聞こえるわけがありません(笑)。


 おや?管理人さんのいる建物を見ると、なんとご当地ものが売ってます!



 つちのこせんべい



 400円です。お土産に是非買っていきましょう。





 えー、ここから先の情報は、物好きな人のためだけに書きました。読んで興味を持ったら行ってみて下さい。


 この茶臼山城は、後に築かれたもののようで、元々は大仙山城という城が茶臼山城の北西にあったようです。


 池田家の墓所に入る前に、大きな駐車場がありますが、そこの案内板に地図が出ています。その地図で、大仙山城の位置も分かります。


 墓所の手前に墓所の案内板があります。そのすぐ側に山道らしいものがあります。そこから北に分け入ると、大仙山城に至ります。すぐに道らしいものもなくなります。迷子になると困るので、コンパスくらいは持って入りましょう。なたがあるといい感じです(笑)。


 しばらく進むと、竪堀と堀切のオンバレードです。そこら中に張り巡らされてます。


 さらに進むと、井戸跡とおぼしき遺構が確認できます。茶臼山城のものより格段に大きいです。


 そこから本丸曲輪と思われるところに登ってみると、茶臼山城よりも広大な曲輪に出会います。50M四方はあろうかという、強烈に広い曲輪です。


 茶臼山城の方が出丸であり、大仙山城の方が本丸だったという説がありますが、行ってみればその説が正しいであろうことが分かります。


大仙山城本丸曲輪跡

大仙山城



 全く整備されておらず、木が鬱蒼と茂っていますが、山城好きの方は行ってみると感動してしまうこと請け合いです。町の人、こちらも整備したらいいと思いますよ。木を切って公園にするだけで、皆が楽しめる区画ができるでしょう。





 茶臼山城の東の麓には、太鼓丸という出丸跡もあります。土塁跡がそれとすぐに分かる形で残っています。


 その下には江戸時代の領主の居館跡があります。残念ながら現在は畑になっており、当時の石垣が残るだけです。


 興味があれば、ついでに来てみるといいでしょう。周匝八幡宮の北隣です。
 


つちのこの記事を読む


茶臼山城の歴史の記事を読む




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コメント
この記事へのコメント
車で行けますか?
2011/08/28(日) 03:11 | URL | けいすけ #-[ 編集]
 国道から周り込んで、お城の近くまで行けます。お城のすぐ近くまで行けたと思いますが、駐車場の込み具合によっては、少し歩くようになります。
2013/08/12(月) 13:43 | URL | 管理人 #-[ 編集]
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